和菓子とカレーともろもろ日記

和菓子とカレーが好きな30代の働く人の日記。

とてもとても暖かい日に。

4/10のことがずいぶんと遠い昔に感じるのだけど、書き残しておく。

私は兄弟もいなく、祖母に何かと相談ごとや報告をしていたし、

面倒も見てもらっていた。

みんな東京に住んでいるし、すぐ会える距離にいた。

 

この日、祖母が他界した。

急いでいってしまったような、でもすーっと眠るように穏やかな最期だった。

包み込むように優しく、怒られた記憶もなかった。

いつも味方というか、別居という形ではあったけれど、

いつも「隣」にいる存在だった。

一方で、幼少期から、言葉遣いや所作には厳しい。

例えば、食べ物を食べるとき、一口で食べられないものにかぶりつくのは行儀が悪い。

一口サイズに切って食べる。とか。人様の前で、お父さん、お母さんではなく、

父、母の呼称を使うとか。

 

認知症が進み、ここ数年、私のことも家族のこともわからなくなっていたけれど、

私にとっては、ともに過ごした時間は祖母との素晴らしい思い出に変わりなく、

祖母にとっての人生に私が居て、それが良い時間だと思っていてくれていれば、

いいなと思う。おこがましいのかもしれないけれど。

 

ストールや写真をたくさん添えた。

ぜひ向こうでも、たまには私たちを思い出して、穏やかに過ごしてほしいと、思った。